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2005年05月08日
ラジオでオペラ12:よっしゃあ、スカラ座!『エレクトラ』
さて、本日は、スカラ座のストが中止になって1回目の本番で、ミラノ・スカラ座はアルチンボルディ劇場からの中継でした。
ミラノ・スカラ座は、皆様御存知の通り、大揺れの状態です。
ムーティ辞任後やった、無料コンサートなんかでも、ムーティ派の連中からオーケストラが、かなりブーイングを受けたり、大変だったのです。
また、辞任1ヶ月後、ウィーン・フィルを率いたムーティのコンサートが大成功(表面上は少なくともそうです)だったので、今日のスカラ座の公演は、なかなか興味深いものでした。
結果は…
大成功!!!
告白致しますと、私は、そんなにR・シュトラウスを聴く人間ではありません。
「エレクトラ」も、実際、舞台を観た事がありません。しかし、今日の公演は、なにか引き込まれるものがありました。
けっして、歴史的名演にはならないかも知れないけど、素晴らしい公演でした。
最後のオケの音が鳴らされたあと、「よっしゃ!来るだろ、これは…いや、来いっ!」と思ったら、客席から「ブラヴォ!」の声が沸き上がりました。スカラ座の講演で聴いた、久し振りの熱狂の雰囲気です。
いやぁ、良かった…、苦しい時期を過ごしているテアトロが、しっかり結果を出しました。なんか、ちょっとグッと来ました。(苦笑)
一応、キャストを。
Klytaemnestra:Felicity Palmer
Elektra:Deborah Polaski
Chrysothemis:Anne Schwanewilms
Aegisth:Robert Brubaker
Orest:Alfred Walker
Der Pfleger/ Ein alter Diener:Ernesto Panariello
Die Vertraute/ 5. Magd:Margherita Tomasi
Die Schlepptraegerin/4. Magd:Soojin Moon
Ein junger Diener :Bernhard Berchtold
Die Aufseherin:Sae Kyung Rim
1. Magd :Elizabeth Laurence
2. Magd :Anne Salvan
3. Magd :Christiane OertelOrchestra e Coro del Teatro alla Scala di Milano
Direttore:Semyon Bychkov
Maestro del Coro Bruno CasoniRegia:Luca Ronconi
Scene:Gae Aulenti
Costumi:Giovanna Buzzi
正直に言って、タイトル・ロールは少々声が揺れ気味でした。それが、ちょっと残念。しかし、この役、ちょっと考えられない位、キツい役です。練習からオケ合わせ、ゲネ・プロと長い事やって来たのですから、少々は許しましょう。
歌手としては、オレステスの家庭教師役のバスだと思うんですけど、ごっつぅ立派!
兎も角、久し振りに熱の伝わってきた、良い公演でした。聴いていて、とっても嬉しかったです。
じつは今日、リッカルド・シャイーが、ミラノのヴェルディ・オーケストラを辞めて、ライプツィヒ(旧東独)のゲヴァントハウスへ行く、と言う記事が出て、ありゃあ!だったのです。
彼はミラノ人で、前からミラノ市民からスカラ座に望まれていた指揮者の1人でした。けど…ムーティの尻拭いは、嫌だろうなぁ。
兎に角、早くスカラ座が良い音楽監督を得られる様、祈っています。
投稿者 Mamoru : 2005年05月08日 16:09