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2005年05月01日

スカラ座の行方…

新法王が選出された翌日(4月25日)、すべての新聞の第1面は、すべて彼の写真で埋まっていた訳ですが、その紙面をずーっとめくって行くと、小さくスカラ座のニュースが。

チューリッヒ歌劇場のアレクサンダー・ペレイラ氏を、スカラの新支配人に」

その後、とある方にお会いしまして、お話しする機会を得ました。

「スカラ座は、フランス/エクサンプロバンス芸術祭総監督の人を、支配人として連れて来ようとしているわ…え?…チューリッヒ?いつ聞いたの?…じゃ、私の方が新しい情報だわ。」

う〜む、まだまだ紆余曲折がありそうだ。

そのまま、ムーティの話になり、

「オーケストラのCapo(頭…トップ)が、何て言ったか知ってる?『あなたは frusta をもって指揮をしたが…』…frusta って分る?」
「わ、分りません。」
「ええと…ライオンとかを、これを使って…。」
「分った!鞭だ!!(鞭を振るジェスチャーをする)」
「そう、それ!…『あなたは鞭をもって指揮をしたが、音楽をする、と言う事は、それとは別の事の筈だ。』…20年近くも一緒に働いて来た人達から、こんな風に言われるのは…。」

この方、根も葉もない噂で話をする方ではありません。噂の時は「あくまでも噂」と断って話す方なので、まぁ、実話でしょう。

続けて、やはりムーティが他の指揮者を入れたがらない事を、問題として挙げていらっしゃいました。あまりに総てを自分でやりたがってしまったと。

この方も、ムーティの音楽的才能を否定していた訳ではありません。

さて、明日ですが、スカラ座で辞めた筈のムーティが指揮をします。え?『スカラ座のオケは振らない』と言った筈だって?

ええ、ウィーン・フィルを連れて来て、ハイドンの交響曲“驚愕”とスクリャービンの交響曲3番をやります。(ミラノ在住の舞台監督の方からの情報)


さて、先ほど、溜まっていた新聞を整理していたら、29日付の無料新聞「LEGGO」誌20面に、スカラ座の小さい記事がありました。(この日は久し振りにミラノに行ったので、4紙も手に入れていて、読み切れていなかった!)

見出しに、

『初日のスト、スカラ座に休戦』
【激動の状態は変わらず、労働組合の会合待ち】

おやおや、労働組合側は総ての演目の初日をキャンセルする…と言っていましたからね。なんか、動きがあったな、と思って読んでみると、

『スカラ座紛争に休戦。労働組合の代表者達は、もし、討論が続く状態だったとしても、演目の初日のストを延期とし、5月4日(水)に予定されている労働者の総会待ちとした。公式発表によると、Cigl、Cisl、Uil は、労働者の要求した通り、元支配人マウロ・メーリとマエストロ・リッカールド・ムーティが辞任したのを受けて、《県知事ブルーノ・フェッランテの熟考により、紛争の第1段階が望ましい結果となった為》、総会を招集する決定に至った。《演目の初日のストを延期する》という決定は、5月7日に予定される、リヒャルト・シュトラウスの“エレクトラ”(指揮:Semyon Bychkov)の初日から適用されるだろう。』

<注>
Cisl イタリア労働総同盟
Cisl イタリア労働者組合同盟
Uil  イタリア労働者連合
上記はイタリアの3大労働組合です。

投稿者 Mamoru : 2005年05月01日 14:06

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